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この記事では、より安全に出会い系を使っていくために美人局の特徴や手口、対策方法について紹介します。
美人局は「つつもたせ」と読み「びじんきょく」ではありません。
美人局は元々夫婦が共謀して行う恐喝、詐欺行為が最初でした。
妻が夫以外の男を誘惑し、性的行為の最中に夫が現れ、妻との関係を理由にして法外な値段の金銭を要求します。
現在では妻・夫の共謀以外にも、組織的に男性と女性が協力し、ターゲットの男から金銭を要求するという形に発展しています。
美人局の被害に巻き込まれないためには、どういった人が美人局の疑いがあるのかを知っておき、自分なりのルールを決めておく必要があります。
もくじ
美人局の手口と見極めるポイント
美人局の手口を知っておくことは自分の身を守るためにも重要です。
美人局の手口は以下の様な流れで進みます。
- メッセージで会う約束をする
- 女性から会う場所を指定される
- 食事後にホテルや自宅へ行く
- 性行為が始まる
- 行為中に男が現れる
- お金を要求される
メッセージで会う約束をするのは出会い系などであれば一般的な話ですし、むしろそういうためのツールです。この段階を怖がっていると出会い系で色々な人と出会っていくのは不可能です。
3、4の流れも実際にはありますよね。本当に意気投合して、会っている最中に盛り上がり、お酒も入っていれば十分に考えられます。
対策を立てるとすれば2のポイントです。
一般的な女性とメッセージのやり取りをしていて実際に会うことになるとしましょう。その場合、会う時間と場所を決めなくてはなりませんよね。
この時には必ずと言っていいほどお互いの都合のいい時間と場所を見つけます。
場所は2人の家からアクセスがいい場所、飲み屋が多い場所など様々な理由を持って決定しています。
しかし、美人局の女性とメッセージをしているときにはこういったやり取りは一切ありません。
美人局を裏で操っている人はできるだけ効率よく男性を引っかけたいわけですから細かいやり取りは非常に時間がかかってしまいますよね。
これにより一方的に時間と場所を指定してきます。
つまりこのポイントこそが美人局を見極めるポイントです。
逆にこのポイントを見逃してしまい、3,4と進んでいくと5、6の様な危険が高まります。
実際5のような行為中に男が現れたら、自分としてはどうしようもないですよね。逃げることも隠れることもできず、男の言われるがままにするしかないでしょう。
写真を撮られたり、録音されたりすることもありますので裁判ではこちらがかなり不利になります。法律でさえも美人局側業者側の見方になってしまうことも考えられます。
法律ではホテルの出入り写真がある場合不貞行為とみなされることがあり、たった1回でも賠償請求が可能です。
裁判中に美人局を証明することが難しく、5、6に巻き込まれた場合には少なからず金銭を支払わなければなりません。
しっかりと2の段階で気づくことがなによりも重要でしょう。
美人局の対策
美人局の被害に巻き込まれないようにするための対策を紹介します。
会う場所は自分が指定する
まず先ほども書きましたように、会う場所を指定された時には十分に注意し、疑いの目を向けましょう。
さらに、指定された場所がラブホテル街に近い場合にはかなり危険ですので、会うのをやめるべきでしょう。
指定された場所があまり詳しくない地域ですとさらに危険です。
一般女性と見分ける方法としては、指定された場所以外に別の場所を提案してみるのが効果的です。
業者はできるだけ自分のテリトリー内で獲物を狙いたいはずですので、拒否をしてくるはずです。
何回も拒否が続いた場合にはほぼ業者とみて間違いなですね。
いきなりラブホテルにはいかない
最初の食事で非常に意気投合するケースは多いでしょう。
相性がいい場合などは特にそうなります。
しかし、だからと言ってすぐにラブホテルに行ってしまうのは危険です。
会ってすぐにラブホテルに行くのではなく、いったん食事をするか、何回目かのデートをしてからにした方がいいでしょう。
そして、デートの時に、プライベートな内容を聞いてみたりするのがいいと思います。
美人局の女性の場合、あまり深いプライベートについては教えてくれません。
職業は何か、どこに住んでいるのか、どこ出身かなどは答えてくれず、適当に濁される場合が多いです。
一般の女性であれば話題の一つとして色々と話してくれますが、美人局の女性では会話が続きません。
また、頻繁なメールのやり取りや電話も食事中にチェックしておきましょう。
これは美人局の業者と細かいやり取りをしている可能性が考えられます。
怪しいポイントを食事中に見つけたら、ホテルには行かずに帰ることをおすすめします。
弱みのある状態で会わない
例えば相手が彼氏持ち、夫持ち、未成年の場合にはどんなにかわいくて話が合ったとしても会わないべきです。
美人局はこの弱みに付け込んで金銭を要求してきますので、あなたが後ろめたい立場にいるのであればメッセージの段階から切るべきでしょう。
個人情報は極力教えない
個人情報に関しては出会い系をやる上で難しいポイントですよね。
出会い系のプロフィール欄ではできるだけ自分を魅力的に見せるために、自分の情報を公開してしまいます。
実際私もやっていますが、情報は多い方が相手に信頼感を与えることもできますし、自分を理解してもらいやすくなります。
個人情報をどこまで公開するかをしっかりと決めることも重要です。
美人局は年収が高かったり地位が高い人を狙う場合が多いので、年収や役職はできるだけ書かないようにしておくといいですね。
会社名などは絶対に公開しないべきです。
もし、出会った女性が、本当に美人局ではないと確定した後で、徐々にプロフィールを明かしていく方がより安全ですよね。
連絡先はラインなどにとどめる
出会い系ではラインを交換するのが定番ですが、それ以外については教えないようにしましょう。
自宅の電話番号や、携帯電話番号なども教えないようにしてください。
もし相手が業者の場合には自宅を特定されたり、電話がかかってくるという危険性が考えられますので注意しましょう。
美人局に遭遇したときの対処法
脅されて金銭を要求された場合
行為中に男が現れ金銭を要求された時のことを考えましょう。
この場合、他人を脅して金銭を要求することは恐喝罪として罪に問うことができます。
1 人を恐喝して財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。
2 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。
引用元:刑法249条
とあり、刑事責任を追及することができますのですぐに警察に連絡してください。
恥ずかしいと思うかもしれませんが、できるだけすぐに連絡しましょう。
慰謝料を請求された場合
逆にその場で脅されたのではなく、慰謝料を請求された時の場合は少なからず慰謝料を払わなければならないかもしれません。
重要なポイントは結婚しているかどうかです。
結婚している場合には言い逃れることができず、自分が結婚していないと聞いていたとしても証拠がない場合には慰謝料を払わなくてはなりません。
配偶者が慰謝料を請求する場合には警察は民事不介入で動いてくれないので注意しましょう。
逆に結婚してない場合には、脅迫罪として対処できる場合があります。
争点は性交渉の有無、不倫期間、美人局かどうかが重要になりますが、ラブホテルに入る瞬間を写真で残されてしまっていると、慰謝料を払わなくてはならないでしょう。
できるだけ早めに弁護士や警察に相談するのがいいですね。
美人局の経験談と解決事例
次に実際に美人局の被害に遭ったという事例を紹介します。
弁護士相談所に持ち込まれた事例
あるホステスさんと一緒にホテルに行きましたという方がいたんですね。ホテルに行ったあとに、その直後にそのホステスの旦那さんという人が出てきて、「おまえ、俺の女房とホテル行ったのか」というようなことを言われたと。そのときに、強姦だとか強制わいせつだとかいうことは言われなかったんですけれども、「わかってるんだろうな」と、言外にお金を要求されたというような案件だったんですね。
そのあと私のところにやってきて、その話を聞いたので、私のほうから「じゃあ内容証明を出して、そういうお金はお支払いできませんということを通告しましょう」ということで、相手の方に電話をして、「弁護士から手紙を出しますから、住所と名前を教えてくださいね」というようなことを言ったんですね。そうしたら、それ以後何も連絡がなくなって解決してしまったと、そういう事件がありました。
弁護士ドットコムに寄せられた相談
以下の内容は弁護士ドットコムに寄せられた、美人局被害に対する相談です。
出会い系アプリで自称19歳女性と知り合い会う約束をしました。(内容としてはホテルに行こうと言ったのだが、女性から無理、ただしハグとキスくらいならいいと言われていました)
当日、女性から指定された時間と場所に向かい合流し、ベンチで5分ほど話した後、正面から複数(3名ほど)の男性が着たのでその時に美人局にあったと直感で思い近くの店に助けを求めました。同時に110番通報もしました。
警察官が来られてから現場で事情聴取を全員受けた後、警察署に移動し次に刑事の方に調書を取られました。
その時に刑事の方から強制わいせつ罪で調書をとると初めて言われ、同時に容疑者であることも言われました。
それに対する弁護士の回答が以下です。
出会い系アプリで自称19歳女性と知り合い会う約束をしました。(内容としてはホテルに行こうと言ったのだが、女性から無理、ただしハグとキスくらいならいいと言われていました)
というのをサイトメールなどを利用して要領良く説明して、会ってから触ってないことを説明できれば、強制わいせつ罪に問われることはないでしょう。
引用元:弁護士ドットコム
この事例では、女性から時間と場所を指定されています。
記事内で何回も注意しているように、女性から場所、時間を決められたときには十分に注意する必要があります。
美人局が多いと言われているアプリ
美人局は男性の弱みを握り、弱みをネタに金銭を要求する犯罪のため、業者側からすると未成年が絡む美人局はもっとも高い見返りを期待できるでしょう。
そのため、未成年でも自由に登録できるアプリはやらないようにするべきです。
未成年と性交渉をしてしまい、訴えられた場合には言い逃れができないほどの犯罪につながり、慰謝料の支払いだけでなく、仕事を首になったりすること十分に考えられます。
警察に相談したとしても逆に自分が不利になるだけであり、非常にリスクが高くなります。
警察は未成年のネット経由での出会いを厳しく取り締まっていますので、美人局の可能性よりもあなたの未成年との性行為について罪を問うでしょう。
また、ペアーズやOmiaiなど大手のマッチングアプリでも気を付けなくてはなりません。
マッチングアプリとはフェイスブックのアカウントを用いて登録する仕組みのアプリであり、世間でも安全であると有名です。
実際、フェイスブックアカウントがないと登録できず最低でも10人の友達登録が必要ですので、業者が入ってきにくいと思われますが、その安心感を利用している業者もいるようです。
また、マッチングアプリでは年収や居住、職業などをプロフィールに載せるので一般女性と見分けがつかない可能性があり、運営会社が排除してくれることは期待できません。
しっかりとしたマッチングアプリを使っているからと言って安心しすぎないようにしてください。